こんにちは!セミクタです。
高配当株投資をやろうとしたが、どの企業の株を買うべきか困っていませんでしょうか?
私自身も最初は配当利回りだけで買ってしまい、翌年度は減配ということになった経験があります。
そのような経験から、優良な高配当株の探し方などを本記事にまとめましたので、
最後まで確認いただき、自分の持っている株やこれから買おうとしている株の企業が優良であるかを確認してみてください。
高配当株投資とは
高配当株投資とは、配当利回り3~4%以上の配当金を分配している企業に投資する投資方法になります。
優良な企業を選定しておくことで、毎年安定した収入が得ることが可能になります。
詳しくは以下の記事も参考にしてみてください。

優良な高配当株の探し方
IR BANKと各企業のIR情報を観光に以下の内容を確認していきます。
探し方(配当金)1:配当利回りが3%以上か
高配当株で1番重視する必要のある項目です。
高配当株投資をするのであれば、配当金が低い株を保有する意味がありません。
配当利回りが長期で見て、3%以上(できれば4%以上)である銘柄を選定しましょう。
配当利回りが良い年もあれば、かなり悪い年もあるような罠銘柄には注意が必要です。
探し方(配当金)2:配当金は右肩上がりか
高配当株投資では長期で見て、配当金の減配は無く、右肩上がりであることが理想です。
コロナや〇〇ショックで一時的な減配は仕方ない場合もありますので、見極めが重要です。
探し方(配当金)3:配当性向は高すぎないか
配当性向とは、その期の純利益の中から、配当金を何%支払っているかを表したものです。
配当金が右肩上がりでも、利益を超えるような配当金を出していては経営が成り立ちません。
配当性向は30~60%程度が理想なので、その程度を推移しているかを確認する必要があります。
100%を超えると利益以上に配当を出しているので、そのような企業は将来的に減配リスクありと判断できます。
探し方(業績)1:売上が右肩上がりか
コロナや〇〇ショックなどでは落ちている場合もありますが、売上が長期で上昇傾向にあるかを確認します。
探し方(業績)2:EPSが右肩上がりか
EPS(Earnings Per Share)とは、1株当たり純利益のことを言います。
EPSの計算式は、「当期純利益 ÷ 発行済株式総数」で求めることができ、単位は円になります。
EPSは値が大きければ大きいほど企業の収益は高いことを示し、長期で上昇傾向にあるかを確認していきます。
探し方(業績)3:営業利益率は高いか
営業利益率は、営業利益が売上高に対してどのくらいの割合なのかを示した指数です。
一般的に、営業利益率が10%以上であると優良企業と判定することができます。
探し方(業績)4:ROEは改善してるか
ROE(Return On Equity)は株主が出資したお金を元に企業がどれだけ利益を得たのかを数値化したものになります。
ROEが8%以上の企業を目安に探すと良いです。
探し方(業績)5:自己資本比率が安定もしくは高いか
自己資本比率とは企業が保有している資産のうち、返済する必要のない資産は何%なのかを示す指標です。
一般的には、自己資本比率が30~50%程度であれば、倒産リスクは少なく、50%以上となれば、安全性が高いと判断できます。
探し方(業績)6:現金が増えてるか
配当金の原資となる現金が増えているのかを確認しましょう。現金が減っていたり、横ばいだと、減配に転じてしまう可能性があります。
探し方(その他)1:PER/PBRで割安か
PERやPBRから現在の株価が割安なのか割高なのかを確認していきます。
PERは株価収益率のことで、一般的に15倍を目安に15倍以下だと割安、15倍以上だと割高と判断します。
PBRは株価純利益率のことで、こちらは一般的に1倍を目安に1倍以下だと割安、1倍以上だと割高と判断します。
PERやPBRはあくまでは指標で上記の内容から割安と判断できる企業がたくさんあるので、過信しすぎはせず、材料の1つとしてとらえる必要があります。
探し方(その他)2:将来性があるか
各企業のIR情報から企業の事業の将来性を確認し、安定性を確認します。
売上を伸ばすためにはこれから成長が見込めそうな企業を選定する必要があります。
あまり将来性のない企業である場合、将来的に売上が低迷し、配当金の減配に転じてしまうかもしれないためです。
探し方(その他)3:ポートフォリオで業種の偏りがないか
自分自身の所有している株式に偏りがないかを確認が必要です。
例えば、銀行業は景気敏感株なので、景気が悪くなると配当金が減るリスクがあります。
そのため、分散してさまざまな業種を持っておくことが重要です。
まとめ
優良な高配当株の探し方について解説しました。
まずは配当利回り3~4%以上の銘柄を探し、配当性向や毎年の分配金を確認します。
その後、企業の業績として、売上や営業利益率や自己資本保有率などを確認します。
最後に、企業の将来性や現状の株価が割安か、そして自分のポートフォリオの業種が偏りがないかを確認し、高配当株銘柄の探しは完了になります。
その後は着々と買い進めていき、途中でポートフォリオの見直しや企業の業績などを確認し、調整していきましょう。
投資には元本割れのリスクが伴うため、個別の投資判断を行う際には自己の責任でお願いいたします。